学校事故 障害等級の解説

脊柱その他の体幹骨の障害

脊柱の変形障害

脊柱の変形障害

SQ法(semi-quantitative method)

SQ法(semi-quantitative method)とは、椎体全体の形状を見て、その変形の程度をグレード分類する方法のことをいい、半定量的評価法とも呼ばれます。

正常のグレード0に基づいて、視覚的に椎体の高さや全体の面積という形態を評価して、椎体の変改を軽度変形グレード1、中等度変形グレード2、重度変形グレード3と分類します。

当事務所の交通事故の解決事例では、第2腰椎圧迫骨折にて後遺障害等級11級7号(学校事故でいう「第11級の7」)の認定を受けていた被害者について、脊柱の権威の先生に対し医師面談を実施し、SQ法でグレード3と認定してもらうことによって、後遺障害等級を8級相当(学校事故でいう「準用」)に上げたケースがございます。

この解決事例の詳細はこちらをご覧ください。

なお、SQ法以外の椎体骨折の評価方法には、QM法(quantitative measurement)というものがあり、これはSQ法が半定量的評価法と呼ばれるのに対し、定量的評価法と呼ばれています。

椎体側面像で前縁・中央・後縁の椎体高を求めて、その比で評価をする方法です。

椎体の変形の種類

1 楔形変形

楔形変形とは、椎体の前縁の高さが減少する変形のことをいいます。

2 魚椎

魚椎とは、椎体の中央が凹む形の変形のことをいいます。

3 扁平椎

扁平椎とは、椎体の全体にわたって高さが減少する変形のことをいいます。

この記事の執筆者

小杉 晴洋
小杉 晴洋

被害者側の損害賠償請求分野に特化。
死亡事故(刑事裁判の被害者参加含む。)や後遺障害等級の獲得を得意とする。
交通事故・学校事故・労災などの損害賠償請求解決件数1000件超。

経歴
小杉法律事務所代表弁護士。
横浜市出身・福岡市在住。明治大学法学部卒。中央大学法科大学院法務博士修了。

所属
横浜弁護士会(当時。現「神奈川県弁護士会」)に登録後(損害賠償研究会所属)、福岡県弁護士会に登録換え(交通事故委員会所属)。